ワイン染め
ワイン染め
紹介記事の抜粋
アパレルブランド「FUTRIK(フュートリック)」は、環境保全商品販売のベンチャー企業のシナブテック(甲府市)が中心となり、ワインメーカー、織物会社、染め物会社など県内外の4社が連携、県の中小企業事業化サポート事業を活用して立ち上げた。
大和葡萄酒(甲府市)が甲州葡萄種ブドウの絞りかすを提供、染色業のシオンテック(東京)がサーモンピンクの色素を抽出し、シルク100%の生地に染色、色あせを防ぐ特殊加工を施し、品質を高めた。織物業の山崎織物(西桂町)がネクタイに仕立てた。
ネクタイは50本生産し、シナブテックが一本6千円で発売した。県や県ワイン酒造協同組合などが今月中旬に英ロンドンで行った、甲州種ワインのプロモーションでも関係者が身に着けた。
今後は販路を広げながら増産を図るほか、ヘアーバンドやハンカチ、スカーフ、傘などの開発も目指す。搾りかすからばピンク色のほかに紫、緑色も抽出できるため、色合いのバリエーションもふやせるという。
ブドウの搾りかすは廃業されることが多いため、再利用策としても注目を集めそうだ。